今年1⽉に中⽬⿊にオープンしたフラッグシップストアでは、電⼦⾳楽、アルゴリズミック・コンポジション、ライブ・コーディングなど、多様な⼿法を⽤いて作曲を⾏い、国内外から注⽬を集めるアーティストJUMAPURによるオリジナルサウンドスケープが体験できます。JEMAPURは、「あえて扉をなくすことで、外と中との境界線を曖昧にし、街に溶け込みながらオープンに全てを受け⼊れる」NAKAGAMIのスタンスを体現したショップのデザインコンセプトに共感し、今回のコラボレーションが実現しました。

JEMAPURは、実際にショップを訪れた際に感じた、前を通る⾞の⾳、5時を告げるチャイムなど、中⽬⿊の街の中にあふれる⾳と店内の⾳の境界線を消滅させるイメージで、プリペアド・ピアノ、声、その他様々な楽器をベースに独⾃のサウンドプロセッシングを施した96分のサウンドスケープを構築し、NAKAGAMIのショップのために提供。

また、そのサウンドを店内空間にインストールするため、スピーカーユニットから発⽣された⾳が360度⽔平に広がるTaguchi社製無指向性スピーカーを⽤いて、⾳響デザイン集団WHITELIGHTが⾳響設計を、プロデュースをepigraminc.が担当しています。

コロナ禍においてオンラインでのつながりが⽇常化し、また閉塞的な⽣活が続く中、NAKAGAMI nakameguroの空間に実際に訪れ、ここでしか聴くことのできないサウンドとともに、NAKAGAMIの世界をぜひお楽しみください。

 

 

JEMAPUR

 JEMAPURは波形中毒者, 電⼦⾳楽家, サウンド・デザイナー/コーダー。 彼の現在の活動は、 電⼦⾳楽の領域だけに留まらず、ありとあらゆる純粋な周波数・波そのものの働きへと、 興味のダイナミック・レンジは拡張を続け、 電⼦⾳と⾃然⾳、そして観察者との新たな関係性を、空間的な⾳響の構造物として具現化することにより、 体験者の知覚、認知活動に対して影響・拡張し得る領域について、⾮学術的・感覚的なアプローチによる実験と研究を重ねている。

近年では, ドキュメンタリー映画『太陽の塔』の劇中⾳楽を全編に渡り作曲を担当、 2019年5⽉には蘭・アムステルダムにある複合施設・クラブDe Schoolにて、Studio The Future 協⼒の元、コラボレーター・彫刻家のVictoriaGalvaniと共に、キャリア初となるエキシビション『RESONANCE: Synesthesia +Feedback』を⼀ヶ⽉に渡り開催した。

最新の主な作品には、 宮島・弥⼭を題材に、深層の精神⾵⼟を表現したCOSMIC LABによるXR映像とのコラボレーションによる没⼊型オーディオヴィジュアル作品『decode』や、Media Ambition Tokyo 2021に出展された、2021年リリース予定のゲームタイトル『HUMANITY』を66プラザを舞台にAR化する試み、中村勇吾 + 北千住デザイン + JEMAPUR 『HUMANITY AR EXPERIMENTS』などがある。

http://jemapur.net/

 

 

NAKAGAMI nakameguro
住所: 東京都⽬⿊区上⽬⿊1-10-15
TEL: 03-6455-3144
営業時間: 13:00 – 19:00
定休⽇:⽉曜⽇